自分のことを知りたいなら定点観測が有効

 

ゆるみ案内人のやっちです。

僕は自分を観察するのが好きです。

そして行動を振り返ってみて、手帳やnote、ブログなどに書くのが好きです。

僕は好きだからただやっているだけです。

別に好きじゃない人でも、やってみると生きるのが楽になるかもと思いました。

そこで、定点観測のすすめについて書いてみることにします。

たくさん行動しても進んでいる気がしない人や、ふと気づけば時間が経っていて「また何もせず1年終わる!」と焦っている人などにおすすめです。

 

まずはたくさんの点を起こすこと

Apple創設者のスティーブ・ジョブズは、スタンフォード大学の卒業式でのスピーチでこんな話をしていたそうです。

将来を予想して、点(知識や経験など)と点をつなぐことはできない。 後々の人生で振り返った時にしか、点と点をつなぐことはできない。 今やっていることが、将来、自身の役に立つ(点と点がつながる)と信じて取り組みなさい。

 

この「点」というものを繋ぐためには、点がなきゃいけませんね。

ここでは、点とは知識や経験などとされております。

知識や経験って、なんでもかんでも残しておけるかというと難しいかもしれません。

なのであくまで自分がピックアップできるものを残せばいいと思います。

それで、ピックアップできるものって衝動に駆られたものがほとんどなんですよね。

感動したもの、気持ちが動いたものでしたら知識や経験としてストックしやすいです。

大抵の場合はそういった心が動いたものについてSNSやブログで文字にして残しますよね。

ところが、そういったものはそもそも思い出として心に残るものです。

あとから思い出せるものとして、脳にストックされます。

となれば、本来残すべきものは感動の周辺にあった出来事や思いのはずです。

実は、そういった見逃しがちなものを残せるか残せないかで、自分への理解が大きく変わっていきます。

自分を丁寧に扱うとはすなわち、滝ばかり見て感動するだけでなく、こぼれ落ちていく雫を拾う作業と言えます。

その小さな点は、集中して、意識しないとすくうことができません。

点を丁寧に扱うからこそ、繋ぐべき点そのものに実りが生まれます。

そんな点と点を繋いでいったら、価値あるものに変化しそうなことはなんとなく想像できますよね。

たくさんの点を起こすとは、「とにかく行動しろ」ではなく、より意識すると見えてくる点を具体化させるという意味です。

 

点が繋がることを期待しないで期待する

こんな知識があれば、あるいは経験があれば、将来のこのような結果が得られるはずだ、だから行動しよう。

このような流れは一見、自然に見えます。

しかし人生とは儚いもので、期待するほど想像していた豊かな姿が遠ざかっていきます。

僕も目標に向かって行動していこうと意気込んでいた時期がありました。

ところが、年初に立てた目標が叶ったことは一度もありません。

目標の立て方についても学んでいたので、方法がさほど間違っていたとは思えません。

期待が大きく、施策が乏しいことが原因であったのは間違いありません。

では施策を練ってくれる参謀がいればいけるのではないかとコンサルをお願いしました。

それでも変わりませんでした。

そのうちに未来の自分に期待することをやめました。

想像は膨らむばかりですが、そこに向かって点を増やすことをやめたのです。

少し難しいことをあえて言いますと、未来の自分が豊かになることを期待した行動と結果が、次のよりよい行動と結果を生むことを期待しません。

ただし、どのような行動と結果を生み出したとしても、未来の自分にとって最良であったことを認め、自分が常に豊かになっていくこと自体には期待します。

ちょっと意味がわからないこともあるかもしれませんが、そのままお伝えしてみました。

点と点はあくまで独立しています。

だからいいのです。

何も期待せず、ただその知識と経験を得たのです。

それで終わらせます。

また何も期待せずに次なる知識と経験を得ます。

また終わらせます。

そうやって1年、また1年と積み重ねたものがやがて、まったく使い物にならなかったとしましょう。

10年後にふと気づくでしょう。

あのときにあの行動をしたから今があると。

その気づきこそが、点と点が繋がった瞬間です。

そのとき初めて、自分が豊かになったと知るのです。

そんな長期の循環をまわしていったら、その人は必ず豊かな未来を得ることができるでしょう。

 

毎日同じ行動をする

変化こそ自分を鼓舞すると思い、イノベーションを美徳とする人は多いです。

ところが変化させなくてもいいものも変化させてしまうと、それこそ自分を知ることが難しくなります。

世の中の荒波に流された方が確かに楽です。

まわりと話を合わせやすいし、頑張っている感が出るからです。

でも本当はまわりのことなんて関係ないはずです。

まわりのことが気になるのは、自分に自信がないか、社会貢献している自分であれば胸をはれる気がするからですよね(違かったらごめんなさい)。

あえて偏った言い方をしますが、自分を理解したいのであれば、毎日を自分がどのように過ごすかを観察するのが一番です。

僕は2017年からフリーランスを3年やってみて、現在、会社員に戻って3年になります。

実感しましたが、自分を観察するには会社員の方が適していると感じました。

というのも、家と会社の往復という一定の時間の繰り返しが、変化に気づく環境に適しているからです。

自分の行動の観察は、自分を知るワークなどと比べて10倍ぐらいは自分を知ることができます。

方法としては、一定の同じ行動をすればいいです。

朝起きて読書するとか、散歩するとか、誰かとオンライン朝活するとか、なんでもいいです。

夜であれば振り返って手帳やブログを書くとか、ランニングをするとか、なんとなく続けられそうなことがいいです。

同じ行動をする中で、違いを知ることが重要です。

違いの中身は、体調、感情、思考など自分が捉えられるものすべてです。

変化しないことで、変化しているものがビックアップされ具体化されます。

定点観測は、続けていて何も起こらないことにもなりますが、ほんの些細な変化を捉えることで大きな価値となって自分に返ってきます。

そもそもよき点を生むには、点をどう見るかも重要で、視座と視点によって点の生まれ方も異なってきます。

どうせなら、よき点を見る目も養いたいですよね。

 

さぁ、自分を見つめてみよう

自分を見つめるなんてこと言われても、よくわかりませんよね。

なのでもう少し具体的に何をすればいいのか一例を挙げられたらなんて思いながら書いてみました。

定点観測、おすすめなので是非やってみてください。

僕は人間変わるぐらい変わりましたし、毎日を平穏に暮らせるようになりました。

 

 

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ゆるみ案内人 | やっち