ゆる体操がもたらしたカラダ以外の大きな変化

 

今年からゆる体操をはじめました。もうすぐ1年。

ゆる体操とはって聞かれてもうまく答えられませんが、イメージとしてはより深いラジオ体操でしょうか。

まったく無理のない(お年寄りの方も物足りないとか)体操で、「だらーん」とか「ゆったり」とか口に出しながら行います。

なんか僕、そういうシュールな絵がとても好きなんです。

体験してみたら完全にハマってしまいました。

最初の動機は「運動不足だけど運動する時間ない。でも続けられるものない?」です。

インナーマッスルっていうんでしょうか。

普段動かさない骨や筋肉を動かすと、相当な運動量になるらしいです。
ゆる体操はそんな素敵なことが起こります。

 

最初の半年はわからなすぎておとぎの国

なぜそれをやるのか、何をしているのか。

まったく教えてもらえないまま、体操だけが進んでいきます。

先生がこう言うんです。

「とにかく1年は、なんとなく気持ちいい感じを捉えてください。あと、勉強して効果を知ってからやるより、なんとなくやっていたほうが効果出るかも」

そんなこと言われたら黙々とやるしかないじゃないかということで、信じてやってみたんです。
(素直さなら負けない)

半年が経つ頃に、いよいよ変化が表れました。

そういえば最近、首肩の凝りがないな、と。

そしてさらに気づいたのが、今年はマッサージに行っていないな、と。

慢性的に凝りやすい体質でして、定期的にマッサージに行くことで凝りを解消していました。

しかしふと気づけば行かなくなっていたんです!

これは一体どういうことか先生に聞いてみると、

「そういうこともあるかもしれませんね」

まったく答えになっていない!

でもめっちゃ効果ありました!ありがとうございます!

相変わらず何をしているかわからない状態ではあるんですが、自分に何らかのいいことがあるとわかると、ますます続けたくなりました。

 

9ヵ月目で得た身体の変化

9ヵ月が経つ頃、明らかな変化が訪れました。

僕は仕事にしても人間関係にしても緊張しがちで、身体が硬直する傾向にあったんです。

重役が集う会議、嫌なクライアントとの対峙、友人とのいざこざなど、多くの場面で身体がすくむというか、頭の整理がつかない状態になることがありました。

一見おだやかで朗らかに見えても、武装して身体にすごく力が入っている人ってけっこういるらしいんですよね。

いつものように緊張するような場面で肝が据わっているというか、明らかに落ち着いている感じで、冷静に事が運べるようになりました。

いつもの重役会議はもちろん、親友との行き違いで口論になったことがあったのですが、冷静に正直な気持ちを打ち明けたらあっという間に誤解が解けました。

いつもの自分であればいいわけをしたり、その場しのぎの言葉を出したり、口論をエスカレートさせたりと、自分で収拾がつかないようにしていたと思います。

こういった変化は目に見えるものではないのでわかりづらいかもしれません。

ただ僕は日々、日記を書き続けているので気が付くことができました。

何かある度に自分を振り返っていると、微妙な変化に敏感になるんですよね。

ゆる体操の効果を実感できる自分でいれてありがたいことです。

 

身体と対話する時間

自分の身体と向き合えていますか?

健康に気を使っている人なら割とそうかもしれません。

僕はといえば食事は偏り、運動もせず、どちらかというと健康から遠い人間かもしれません。

でもゆる体操を通じて、自分の身体のささやかな変化を感じられるようになり、もう少し大切にできたらと思えるようになりました。

その気持ちは一生ものですし、そう思えた時点で始めてよかったと思います。

これからの変化も楽しみです。

 

 

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ゆるみ案内人 | やっち