朝5分読書をするだけで整う話
週7読書のやっちです。
読書してますか?
読書が大事とは知っているけれど、読むのはSNSばかりかもしれません。
知りたいことはVoicy聴いたりYoutube見ておけばいい? 確かに。
だって、読書って文字ばかりでしんどいし、何かを知るのに時間がかかるんだもの。
読書って何かを知るのに時間かかるし、知りたいことだけとっとと知りたくもなりますよね。
ではなにゆえ、人は本を読むのか。
読書って意味あるの?
そもそも読書って意味あるんでしょうか。
読書が大事であることを誰かに教わったのか、自分で理解したのか。
意味があるような気がしてなんとなく読書する人もいるかもしれません。
東京工業大学名誉教授の橋爪大三郎氏は、著書『正しい本の読み方』の中でこう言います。
それでも、本は、情報に還元できない生命をもっています。なぜならそれは、生身の人間が、かたちを変えたものだから。人間と付き合っていくように、本と付き合う。それこそ、「正しい本の読み方」なのです。
どうやら読書は人と向き合うことのようです。
どうやって生きていこうか迷うことって誰もがありますよね。
それで、同じように悩んでいた人が過去にいるものなんです。
だから、読書を通じて誰かに話を聞いてみるわけですね。
人間関係が豊かでコミュニケーション能力の高い人は日々、誰かと話していればいいかもしれない。
でも、みんながみんなそうではない。
現役でも亡くなった後でも話せる、生身の人間が形を変えた、本という選択肢を取ることができます。
読書の意味はもちろん人それぞれだし場面によって変わってくるかもしれません。
ただ、大元の意味を考えるなら、過去の人間との対話と言えるのではないでしょうか。
あえて対話と言ったのは、読書は話を聞いているようで、自分と話していることがあるからです。
自分が自分に問い、そのヒントを著者がくれることがある。
自分なりの答えを導き出せた時、読書をした甲斐が生まれるのです。
あれ、なんだか読書って人生において意味があるかもしれません。
読書が続かない問題
意気揚々と始めた読書も、日々の忙しさなのか心情の変化なのか、続かなくなることがあります。
読書には意味があるとわかっていたとしてもです。
なぜかというと、人はしたい時にしたいことをするのであり、別の何かに時間を使うのであれば、当然読書タイムは失われます。
私はここ3ヵ月ほどなぜか読書ができなくなっていました。
新しい家のことや映画のことばかり考えていたのです。
でも、頭の中では読書をしていないことを感じています。
こういった時、スイッチを入れるのに様々な方法があるようですが、私が読書時間を取り戻したたった一つの方法がありました。
読書の時間を取り戻すには、読書を始めるしかない。
これに尽きます。
読書に限りませんが、何かを1分でも始めてみると、それをやめること自体がストレスになる状態になる、そんな話を聞いたことがあります。
片づけはその典型ですし、洗濯物、洗い物なども当てはまります。
大いに納得したので、ひとまず朝の5分、読書をしてみることにしたのです。
本は何でもよくて、簡単にさらりと読めるものがいいのではないでしょうか。
5分続くと、10分、やがて1時間とできるようになっていきます。
本が読めなくなったら、本を読む。
私自身、しばらく実践します。
読書で人生が変わる?
これ、大げさに言っているわけではないです。
現に、世界で活躍するビジネスパーソンは読書量がとてつもないです。
テレビやネットで目につく人で、日々読書をしていない人を見たことがありません。
その点においても、読書には何かあるのです。
膨大な知識を整理して自分のものにして貯めておける人は、確かに人生が開けそうな気がする。
もちろんそれも重要なのですが、私は、読書をすることによって自分の心の整理ができることに意味があると思うのです。
冒頭でお話した通り、読書は人との対話です。
過去に自分と同じように何かで悩んでいた人が、整理してまとめてくれたものが本です。
自分が健やかに生きていくために、悩みを打ち明け、希望の光に導いてくれる。
そんな役割が、本には詰まっているような気がしてなりません。